完璧な円を描けなくてもいい

立派な人間になれなくてもいい

明日もなみだ色でもいい

精一杯生きてるんだからそれでいい


「自分はなんて不幸なんだろう」

思い癖はなかなか消えてくれない

そんな自分がまた嫌いになって

不幸せが大きくなるだけ


「どうして幸せに気づけないの?」

せっかく新しい視点を見つけても

過去の自分を責め始めたら

結局ただの堂々巡り


それでも意味があるんだよ

きっときっと意味がある

「人生のドラマの筋書きが

 どうにもならなくなったなら

 ラストシーンで死ねるだろう

 それならそれまでの辛抱と

 とりあえず呼吸を続けよう」

そんなこんなでも今日まで

生かされてきたのだから


明日も明後日もまだ

なみだ色だって構わない

すぐに答えが出る問題じゃない

気の遠くなる長い道のりを

よちよち歩きでも構わない

どんな一歩も

一休みも

精一杯生きてるんだからそれでいい



終わらないものなんてない

幸せも不幸せも

永遠なんて一つもない

だから今笑顔じゃなくたっていい

泣きたいなら泣けばいい

明日も明後日もその次の日も

なみだ色だって悪くない

正直でいたらそれでいい

精一杯生きてるんだからそれでいい


いつか笑顔に変わるのが

自然の流れなんだから

今がなみだ色でもそれでいい